街並みの名称 | 金井 | 地図 |
所在地 | 渋川市 | |
訪問日 | 平成29年10月16日 |
関東平野北西の山間に入る谷口集落で、吾妻川をさかのぼり吾妻から信濃の国へ、また利根川をさかのぼり利根から越後の国へ行く交通の要地であった。江戸期は三国街道の金井宿として見える。 南北に直送する往還に沿い300間の長さである。地割りは間口10間・奥行き20間で、夜盗道まで宅地としている。用水路は北西の丘陵から東流し、宿の北西端で分かれて東西両側の屋敷裏を南流、宿の南端で再び合流して吾妻川に注いでいる。当宿の特色は地割りで間口が広いこと、用水の引き方を工夫していることなどである。間口110間は農家風の地割りで、家は街道に向かず南向きで、農業をしながら宿の役割を果たしていた。このことから当宿は設置以来都市的な発達をみなかった。 |
金井の街並み |
金井宿脇本陣跡の碑 | |