街並みの名称 | 砥沢(とざわ) | 地図 |
所在地 | 南牧村 | |
訪問日 | 平成29年10月15日 |
南牧川上流域の山間地に位置する。地名は、地内から算出された砥石にちなむ。 徳川氏の関東入国以来幕府の御用硯として重要視され、御用硯とも称された。開発の初年次は不詳であるが、建久年間、西行法師が来遊し硯山を詠じたとされ、「甲陽軍艦」には砥石の優秀性が認められたという記録もある。 砥石の採掘は砥株の所有者のみ許され、121軒あった。うち71軒は砥切専業で、50軒は半農半鉱である。極めて良質な砥石でもあり、幕府は砥山役人に対して他所に砥山が発見された際の採掘許可および販売範囲の決定権や砥山普請金の下賜、普請人の調達などを定める権限など、いくつもの特権を与えていた。 |
旅籠を思わせる砥沢の街並み |
解体の進む古い建物 | 造酒屋 |
造酒屋 |