温泉は、仁寿2年弘法大師が当地の岩穴で7日間断食をしながら大乗妙典を読誦していたところ、夜半夢枕に立った老僧のお告げにより発見されたという。
江戸後期に入ると、湯治客が増え、温泉内の湯治人宿は温泉に入れば湯治客として三国街道の旅人も泊めるようになり、文政5年須川宿は旅籠経営が圧迫されているとして湯宿村と温泉に入会地を持つ新巻村を訴えている。
湯治客としてだけでなく、三国街道沿いの地理的位置から物資の集散地としても栄えた。