江戸期の奥州街道の宿駅として栄えた。天正6年から町家が造られ、「長さ南北５丁14間、戸数67軒、両側に連なる」ようになったという。

　上りは1里６町余の踏瀬宿、下りは１里1町余の笠石宿へ送っている。また宿の西から会津への道がある。 

　街並みは、国道４号の旧道に当たる矢吹駅前付近を南北に広がっている。街並みの規模としては、小さいが、大正ロマンの館など特色のある建物がある。