江戸期には、宇和島藩領であった。 江戸後期の当地域を特色づける産業は、ハゼの栽培である。ロウの原料としてのハゼ栽培は、延享2(1745)年藩より代官宛てにその栽培を奨励する旨の達示があり盛んになった。 これが明治、大正期、当地域が第29国立銀行の開設や宇和島紡績会社の設立など南予経済の先進地として発展する原動力となった。