斎院の地名は、天歴元(947)年に山城国上賀茂神社の斎院に勤仕していた一色式部大輔氏勝が、この地に八幡社、加茂社を勤請したことによる。 武家屋敷の名残なのか寺院・町人に与えられた格別の計らいなのか、史実のほどはわからないが、松山市に残る貴重な集落の一つである。