伯方港の付近や裏通りには、長い海運の歴史を反映し、海運会社や海運関係の事務所が多く見られる。伯方は、波方(なみかた)と並ぶ県下2大海運の町である。 海運業は、明治初年の北前船から始まり、大正、昭和へと発展していった。昭和50年には、機帆船57隻、6,000トン、鋼船295隻、30万5,000トンとある。ペルシャ湾から原油を運ぶ外航船もあり、船会社は昭和50年150社で船員は約2,000人であった。