慶長15年土井利勝が佐倉城主として入封した際、鹿島城（佐倉城）再築が開始され元和2年頃完成。中心も城下に移り、町割もすすむ。城下は大きく城内・場外に区分され、佐倉道沿いには一般に佐倉町と呼ばれた町場がのびている。

　侍屋敷は城内、とくに宮小路・鏑木小路（のち宮小路）を主とし、のちには海隣寺並木・舟見町・中尾余・最上町に広がり、下級藩士や足軽・中間の長屋は城外の裏新町・江原・野狐台などに多かった。商店街は田町・海隣寺門前・新町・弥勒町・本町など往還沿いに集中、酒々井村の町場を含め佐倉六町ともいう。